症状はさまざま

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治療にかかるお金

うつ病の病態には、さまざまなタイプがあり、その一つが季節性のものになります。発症時期に規則性があり、1年のうち特定の季節になると抑うつエピソードが始まり、その季節が終わると症状もすっかり消えてしまいます。気力の減退や過眠、甘いものや炭水化物などの過食、体重の増加などの症状が出やすいです。多くの場合は、秋から冬に始まり、春になって暖かくなるとよくなっていきます。ただし、毎年秋に失業するなど、季節に関連した心理的ストレスがある場合は、季節性のうつとはみなされません。また、うつの後に季節が変わって、妙にハイになるようなら躁が隠れていることもあるので注意が必要です。そして、女性の場合、周産期のうつ病というものも多いです。妊娠中や出産後4週間以内に発症するものを指します。妊娠や出産は本来、おめでたい出来事ですが、女性に大きな変化をもたらします。変化が苦手という人は要注意で、疲れやすい、だるい、眠れないなどの身体症状を伴う人も多いです。他にも、緊張病性のものもあります。興奮と無反応に陥る、昏迷を繰り返したり、呼びかけても反応しないなど特殊な症状がでます。かと思えば、急に目の前にいる人の言動を繰り返したり、周囲からすると驚くべき行動をとることも多いです。うつ病は、適切な治療を早期に行えば、慢性化を避けることができ、治すことが可能な病気です。治療は、薬物療法と精神療法を中心に行います。初診は、診断基準に基づいた問診や面接、うつ病かどうかを判断するために必要な血液検査などの内科的検査を行います。一般的に初診料は2500円から2700円で、医療機関により違いがあり、クリニックのほうがやや高いです。2回目以降は再診料として、500円から700円ほどかかります。精神療法は、認知行動療法や心理教育など、初診は30分以上でおおよそ3200円ほどです。これらに、外来管理費などが加わります。加えて、最初のうちは2週間に1回の通院となることが多いため、薬の処方も14日分です。薬価としては、古くからある抗うつ剤の三環系抗うつ剤は最も安く、SSRIやSNRI、NaSSAのように新しい薬は高くなります。10mg単位でみても最も安いものと高いものでは10倍以上異なるものもあるので、注意が必要です。薬代が高くて困るときには医師に相談するようにします。外来受診料は、トータルすると薬の種類にもよりますが、全額実費なら5000円から1万2000円ほどです。保険診療で3割負担の人なら1500円から4000円程度になります。通院医療費公費負担制度の利用者であれば、250円から600円ほどです済みます。